ツバキのように厚くピカピカ・・・の葉になる
ハイブッシュ ブルーベリー ディクシーの葉。
ケイ酸を吸収して「ケイ酸細胞になった葉の細胞。
カチカチ、ピカピカの・・・硬葉照葉は、ケイ酸クチクラ層だから、
光が当たると鏡のように光を反射する。
ブルーベリーの葉もケイ酸細胞になると、紫外線、高温、乾燥、寒さに耐えるようになる。
農業における「菌根菌」の研究は遅れている。
遅々として進まない。
その理由は、農業というのは研究室で完成するものではなく、圃場において完成する「実学」の世界である。
実際に圃場現場で効果が見えなければ・・・実用的には意味のない研究になる。
そういうことで「菌根菌」は研究室内では・・・アレコレ解明されているが、これを圃場現場で共生させても、
思わしい結果になったものは極めて少ない。
つまり、圃場に菌の生態系を作れる研究者がいない・・・。
作物を作る以前に「菌生態系」を圃場に再現して、その後に作物を植えなければならない。
なぜなら、地球の地表は、菌が先住者であり、植物は新参者だからである。
これを逆にした試験では、全然意味がない。
主役は植物ではなく菌である。
ブルーべりー栽培では、不思議なことに、菌根植物栽培にも関わらず、苗木生産から本圃栽植まで、
菌根など無視して・・・強酸性だけがクローズアップされ、酸性土壌であれば・・・作れる!
そんな知識で栽培されてきた。
ツツジ科植物の中には、光合成を放棄した100%菌に依存している「菌従属植物」が存在する。
このことから・・・栽培法を構築すればよい。
ブルーべりーは、光合成を充分行うことが出来ない「陰樹」として進化した植物である。
木漏れ日を拾って生きる植物である。
それでも生き続けることが出来るためには、エネルギー補完ルートの構築と、
厳しい環境に耐える堅固な・・・組織を具備しなければ、厳しい冬を越すことが出来ない!
このために、ブルーベリーは「菌根植物」に進化し、これを供給してくれる菌と共生した。
これまでのブルーべりー栽培に「ケイ酸」が欠落してきた。
だから・・・木の寿命が短い。
風雪、高温に耐える幹、枝になっていないからである。
このケイ酸、分子の形で土壌に溶解しているから根毛では吸収できない。
菌根菌の菌糸が吸収してブルーベリーの菌根が吸収する。
このことが、これまでのブルーべりー栽培で欠落して、エリコイド菌根菌は・・・・
堆積した有機物の中から窒素をブルーベリーに供給している・・・とされてきた。
VA菌は・・・リン酸。
どんな本を見ても・・・判を押したように同じことが書いてある。
そういうことであれば、リンと、窒素の肥料を施与すれば・・・・菌根菌も菌根も不要になる。
ブルーべりーの生態系は・・・そんなに単純なものなのか?・・
これまでの菌根菌、菌根植物の科学的知見は・・・そんなレベルであった。
こういう科学の実力から、これまでのブルーべりー栽培法は構築されてきた。
風雪に耐える身体を作る菌根菌。
そういう知見が無かったのである。
強酸性同上であれば・・・風雪に、厳しい低温に耐える身体を作れると・・・されてきた。
右写真は、ケイ酸を吸収させたブルーベリーの葉である。
ハイブッシュ ブルーベリー ディクシー
硬葉照葉樹のように、クチクラ層がガラス化細胞になって、
ピカピカ光る「鏡面」を持ったないなっている。
枝は充実したカチカチの硬さになっている。
これなら・・・風雪に、厳しい低温に耐えられる・・・。
水耕栽培でブルーベリー栽培というのは、このケイ酸のことを理解しない人が考えることである。
水の中ではエリコイド菌根菌は生息できない。
菌根も・・・全然役立たず・・・になる。
そういう根では「ケイ酸」を吸収できない・・・。
ケイ酸を吸収できる培養土
世界初 ペレポスト オーロラ ゴールド
なぜ・・・ブルーべりーは菌根植物に進化したのか。
なぜ・・・エリコイド菌根菌と共生してきたのか
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